当JA花き部会とJAそでうら花き部会は7月27日、酒田市のガーデンパレスみずほで合同フラワーショーを開催しました。2JA合同でのフラワーショーは今年で7回目。会場の入口には?平田牧場の協力で、TOYOTAのクラウン(ReBORN PINK)と花きが飾られ、鮮やかなコラボレーションが来場者の目を引いていました。
ショーに出展された花きは、JA全農山形などにより事前に審査が行われ、JAごとに金賞1点、銀賞1点、銅賞1点が選ばれました。受賞者は次の通りです(敬称略)。
▲金賞=佐々木治人(トルコギキョウ)▲銀賞=小林いつ子(ケイトウ)▲銅賞=斎藤勝彦(トルコギキョウ)
当JA女性部は7月22日、本楯支店で「パン倶楽部」の月例会を開催し、部員18人が参加しました。「パン倶楽部」は毎月第3月曜日に開催しており、米粉を使ったパンやお菓子の作り方を学んでいます。
今回は当JA女性部の部長で、直売所に手作りの洋菓子などを出荷している小野眞由美さんが講師となり、「カスタードクリームのシュークリーム」を作りました。小野部長が「小麦粉と違い、米粉で作るシュークリームは生地がつぶれることが少ない。心配せずに家でも挑戦してみて」とアドバイスすると、参加者はメモを取りながら慎重に材料を量っていました。部員は「生地がこんなにきれいに膨らんでうれしい。簡単でおいしいので家でも作りたい」と喜んでいました。
また、この日は余った卵白を使い「ロールケーキ」にも挑戦。材料を無駄にしないアイデアも女性部ならではのもので、どんなアイデアが飛び出すのか、参加者は次回の開催に期待を込めていました。
8月上旬の最需要期に備えようと、当JA花き部会切り花専門部小菊班は7月22日、本楯地区で小菊の出荷目ぞろえ講習会を行いました。生産者や酒田農業技術普及課、市場担当者など20人が参加し、調製や箱詰め方法などを確認しました。
出荷目ぞろえ講習会では、当JAの担当者が等級や出荷時の注意点を説明。酒田農業技術普及課の高橋佳孝氏は「病害虫は収穫前の防除や調製時に取り除くように」と呼び掛け、市場担当者は「JA庄内みどりブランドの小菊は品質の高さから他産地も注目している。収穫のタイミングなどを生産者同士で確認し合い、余裕を持った栽培をすることでより大きな産地になれる」と生産者を激励しました。
今年度、同班の20人が約3haで小菊を栽培しています。今年は好天が続いた上に昼夜の寒暖差もあり、平年より1週間ほど早い7月上旬に収穫を迎えました。6月の降雨量が少なかったことで、草丈はやや短めとなっていますが品質は良好。お盆やお彼岸に備える「仏花」での需要が多く、今年は北海道や関東地方の市場に約50万本の出荷を見込みます。また、同班では今年から新たに出荷時の「格付員制度」を採用し、今年度は栽培当初からの生産者5人が当番制で担当しています。格付員が園芸センターに出荷された商品の箱を開け、蕾の状態や病害虫の有無をチェックしてから市場に出荷することで、徹底した品質統一を心掛けています。
子育てや家事など日ごろの疲れを解消してもらおうと、当JAは7月12日、当JA本所でアンパンマンこどもクラブヨガ教室を開催し、会員である母親など約20人が参加しました。
教室は、酒田市のヨガインストラクター・伊東りか氏が講師を務めました。参加者は出産後の骨盤矯正やストレッチ、正しい腹式呼吸の方法などをヨガのポーズをしながら確認。伊東氏は、一つ一つのポーズの意味と効果を説明しながら「常に呼吸を意識し、自分の呼吸に合わせた姿勢を心掛けて」とアドバイスしました。参加者はゆったりした音楽が流れる中、1時間ほどかけてヨガで心身をリフレッシュしました。
当JAのアンパンマンこどもクラブは、若い親世代とのふれあいを通して地域貢献を図ろうと、2012年10月に発足。妊娠中から1歳半までの子どもを持つ親が対象で、現在は110名の会員を有します。昨年は小児科医の医師を講師に招いた小児救急への対応を学ぶ講演会を開催し、その際のアンケートでヨガ教室への要望が多かったことから開催に至りました。
当JA女性部は7月9日、遊佐町の鳥海温泉「遊楽里」でゴールドレディ全体研修会を開催しました。ゴールドレディは65歳以上の女性が対象で、地域の同世代の仲間との交流や親睦を図ってもらおうと毎年企画しており、今年は101人が参加しました。
研修会では、酒田市の音楽教室でピアノや歌を指導する、加藤千鶴氏を講師に迎え「みんなで歌おう夏の歌」と題して全10曲を歌いました。歌に合わせてじゃんけんをするなど、頭の運動をする場面では、加藤氏が「普段使わない脳を使うことはとても大事。歌や笑いは全身を使った運動になる」とアドバイス。参加者は慣れない遊びに戸惑いながらも、笑いが絶えない様子でした。続いて行われた「座ってストレッチ」では、フラメンコ教室講師の川上はるみ氏が座ったまま簡単にできるストレッチを紹介。「刺激を与えることが大切なので、ストレッチは無理をせずに」と指導し、参加者はフラメンコの2拍子や3拍子のリズムに合わせて手拍子をするなど、全身でリズムを楽しんでいました。
午後は「お楽しみまショー」も行われ、支部ごとに11組が歌や踊りを披露。「酒田ふなうた」などの舞踊や、ドレスやかつらで参加者の笑いを誘う姿もあり、会場には歓声が響いていました。
当JAは7月14日、本所で女性大学の第2回講義を開き、受講生48人が参加しました。「JA講座」では、当JAの斎藤敏彦園芸課長が「はつか大根」と「小かぶ」のペットボトル菜園を指導。2リットルのペットボトルを上下半分に切り、切り口が上を向くように重ねて植木鉢として使用する方法を教えました。
後半のテーマ別講座では、タレントのキャシー中島氏の公認講師で、東北地区のカルチャーセンターなどでハワイアンキルトを教える冨澤眞理子氏を講師に迎え、キャシー氏がデザインしたタオルを使ったポーチ作りに挑戦しました。受講生同士でアドバイスをしながらポーチが完成すると、お互いに「おめでとう」と喜び合っていました。受講生は「作ってみると縫うところが少ないので簡単にできて楽しかった」とうれしそうな表情を浮かべ、冨澤氏は「庄内特産のメロンや柿、梨もハワイアンキルトの模様にできる。今日覚えたことを家でも復習して作ってみて」と話し、受講生の熱心な姿に期待を込めていました。次回の女性大学では、石巻復興支援の視察研修を行う予定です。
山形県農業総合研究センターは7月7日、当JA管内の八幡地区で大豆ほ場ディスク型中耕除草・中耕培土機実演会を開催しました。同地区の大豆生産者や農業機械メーカー、当JAの担当者など10人が参加しました。
ディスク型中耕除草・中耕培土機は、ディスクの幅や土を掘り出す深さが簡単に調整でき、除草とともにほ場条件に合わせた培土を行えることが特長。従来のローター式に比べ、高出力を必要としないことから燃費も良く、作業スピードが速いことも魅力です。実演会ではこれらの特長を実際に確かめ、今後の大豆生産拡大に生かしてほしいと開催されました。
実演会では機械のディスクの幅や走る速度を調節しながら培土を実演。参加した生産者は「除草も同時に行えるのが良い。今年は最初の除草剤を上手に使えなかったが、その後の除草剤の使用とこの培土で雑草もきれいに取り除けるはず」と期待をのぞかせていました。
酒田市亀ヶ崎地区で古くから栽培されてきた伝統野菜「鵜渡川原(うどがわら)きゅうり」の出荷が6月下旬から始まりました。今年は当JA酒田南部畑作部会めっちぇこきゅうり専門部の9人が約30aで栽培し、8月上旬まで地元市場や漬物製造会社に約3tの出荷を見込みます。
「鵜渡川原きゅうり」は普通のきゅうりよりも短くて太く、淡い緑色をした小型きゅうり。その形から、方言で「小さくてかわいい」という意味の「?めっちぇこ″きゅうり」の愛称で親しまれており、緻密な果肉や独特の苦みが特長です。
6月下旬、同専門部の堀川清志専門部長のほ場では、妻の啓子さんが長さ7〜9.5?になったきゅうりを手際よく収穫していました。啓子さんは鵜渡川原きゅうりの伝統を守ろうと結成した「ミセスみずほの会」にも所属し、生産者仲間とピクルスなどの加工・販売も手掛けています。「今年は雨が少なく好天が続いたので生育は順調」と堀川専門部長。「毎年この時期を待ち望んでいるお客さんがいる。それが、伝統野菜を今後も守り続けていこうとする原動力になっています」と2人で笑顔を見せました。
当JAは6月24日、JA本所で平成26年度女性大学(愛称マナビーメイト)の開校式と第1回の講義を開きました。5年目となる今年はJA管内の女性52人が申し込み、初回は45人が参加しました。
開校式では学長である阿部茂昭組合長が「JAや地域を十分学び取ってもらえればうれしい。修了式に向けて頑張って受講してください」とあいさつ。第1回の講義はJA講座として、当JA総合企画部の笹康則顧問が交通安全と振り込め詐欺への注意を呼び掛け。その後のテーマ別講義では、協同薬品工業株式会社の大沼正國取締役が「これからの健康管理」と題して講義をしました。また、同社の横澤浩子氏はロコモを防ぐ運動として「ロコトレ」を実際に披露。「続けること、無理をしないことが大切。誰でもロコモになる可能性があるため気をつけていこう」と話しました。
同大学は管内の女性が対象で、来年の2月まで全7回の講義を行います。JA事業を学ぶ「JA講座」と、「食・農・健康」をテーマにした視察研修や花育などの講義を通し、JA事業への知識を深め受講生同士の交流も図ります。
今年度の庄内メロンが本格出荷を迎え、JA全農山形は6月24日、当JA酒田南園芸センターで出荷規格目ぞろえ会を開催しました。今年は春先の好天で生育が順調に進んだため、肥大や糖度の乗りも良好に仕上がっており、まろやかな甘みと芳醇な香り、肉厚な果肉は健在です。今年は青肉系や赤肉系、その他の品種も合わせて庄内地区全体で5350tの出荷を見込みます。ハウス栽培で7月上旬、トンネル栽培では7月下旬に出荷ピークを迎える予定です。
目ぞろえ会には庄内地区の各JAから検査員や選果人ら約30人が参加。JA全農山形の担当者が等級や糖度基準、詰め方などを説明し、選果人らがサンプルでネットの張りや細かい形状などをチェックしました。
当JA管内では今年度、生産者約170人が約63haで庄内メロンを栽培しています。当JAからの出荷は昨年度実績比109%の約1340トンを見込み、主に関東や関西市場などに出荷されます。
当JA松山果樹振興部会おばこ梅専門部は6月23日、当JA松山集出荷場で「おばこ梅」の出荷目ぞろえ会を開き、生産者や取引先の担当者、JAの担当者など約30人が参加しました。
目ぞろえ会では、当JAの担当者が出荷規格や選果の注意点などをアドバイス。酒田農業技術普及課の石川妙主任専門普及指導員が生育状況を説明し「収穫期間の降雨に気をつけ、最後まで気の抜かない管理を」と呼び掛けると、生産者は実際に見本を見ながら等級や着色などを確認しました。同専門部の佐藤隆志部会長が「お客さまに喜ばれる品を出荷できるよう、最後まで管理に気をつけて厳しい目で作業にあたろう」とあいさつし、出荷に備えました。
おばこ梅は中粒種で、緻密で厚い果肉、なめらかな果実肌が特長で加工に重宝されています。当JA管内では同専門部の21人が約3haで栽培しており、今年の出荷量は約15tの見込み。出荷は7月中旬まで続き、契約栽培をしている県内外の酒造会社や山形県農工連、地元の青果市場などに出荷されます。
当JA青年部は6月17〜18日、東京都と神奈川県の小学校を訪問し、米作りの先生として教壇に立ちました。この活動は農業と食への理解を広めることが目的で、社会科の授業で庄内平野の米作りを学ぶ5年生が対象。29年目となった今年は青年部と女性部、当JA役職員など31人が24校を訪問しました。
授業では同青年部が制作した米作りの1年を解説するDVDを見たあと、部員自身が米作りや庄内の自然環境についてを説明。児童からは「庄内の米作りの歴史は長いの」「米作りではどんなことが大変なの」などの質問が出され、部員が丁寧に答えて児童との交流を深めました。また、5月中旬に送った苗の生育状況を確認し、今後の水管理などのアドバイスも行いました。
授業を聞いた児童は「疑問は解決したけど、また新しい疑問ができておもしろい」と話し、小学校の教諭は「児童たちは授業やバケツ苗栽培を通して食べ物を身近に感じている」と話しました。
この小学校訪問は「上京運動」と呼ばれ、もともと米価要求運動と小学校訪問を一緒に取り組んできたことが由来となっています。8月上旬には今回訪問した小学校の児童を庄内に招き、田舎を体験してもらう「田舎まるかじりツアー」を予定。山居倉庫や庄内米歴史資料館の見学、庄内メロンの収穫や餅つき体験など庄内の魅力が詰まった内容を計画しています。
当JAは6月19日、JA本所で第20回通常総代会を開催し、総代548人のうち490人(書面議決・委任出席含む)が出席しました。昨年度の事業報告と剰余金処分案、今年度の事業計画の設定など全9議案が原案通りに可決されました。
当JAの阿部茂昭組合長はあいさつで「今年度は合併20周年の節目の年にあたる。これまで築いていたJAの基盤を後退させることなく、地域農業の発展のために今後も役職員一丸となって取り組んでいく」と述べました。
26年度は昨年から3カ年で設定した中期経営計画の2年目にあたり「農業振興による農業所得の増加」「支店機能の強化」「JAの総合事業を通した地域貢献」「経営基盤の安定化」を基本方針に、地域農業の発展と組合員の暮らし向上への施策を展開します。特に今年度から開始した高齢者介護保険事業では、組合員や地域住民の福祉向上や地域貢献に寄与する活動に力を入れていくとともに、営農指導事業では、国の新たな農業・農村政策が示す担い手への農地集積や集約への加速化に対応できる事業体制を整備します。
また、合併20周年を迎え、女性部や青年部と連携して組織の活性化を図るほか、支店を核に地域の暮らしを支援する施設、次世代層のニーズに対応した事業体制を構築し、地域の協同組合としての役割に努めていくことを確認。議事終了後には「TPP断固反対に関する特別決議」を満場一致で採択しました。
稲作、園芸、畜産などに精励し、JA庄内みどりの諸活動にも積極的に参加するなどした同JA酒田地区の優秀な若手農業者に与えられる「平成25年度岡田農業振興賞」の授賞式が19日、酒田市の同JA本所で行われました。受賞した小野貴之さん(酒田市庭田)と山木貴之(たかし)さん(同市落野目)が当JAの阿部茂昭組合長から表彰状を授与されました。
小野さんは就農5年目。水稲や大豆、ミニトマトなどを栽培し、昨年度までは同JA園芸青年部の部長を務めていました。山木さんは水稲経営を主体とし、地区の無人ヘリ防除のオペレーター組織でも活躍しています。受賞を受け、小野さんは「今度も農業振興の発展に貢献できるようリーダーシップを発揮し、若手を育成できるよう地域ぐるみで農業をやっていきたい」と述べ、山木さんは「賞の名前に恥じぬよう、今後もおいしい米作りに励んでいきたい」と喜びを話していました。
同賞は同市中平田地区の故・岡田幸一氏が農業後継者の育成に役立ててほしいと寄贈した寄付金をもとに創設したもの。昭和60年度から毎年、同地区の優秀な若手生産者を表彰しています。
写真=受賞した小野さん(右)と山木さん(左)
当JAは6月15日、今年度の新規採用職員を中心とした当JA職員22人が、酒田市の「ほたるに逢える小牧川の会」主催の清掃活動ボランティアに参加しました。庄内総合支庁や同市、地元企業や自治会など33団体から参加した166人とともに、小牧川とその周辺の清掃活動に2時間ほど汗を流しました。
清掃活動では、男性職員が胴付長靴を装着して河川の中に入り、空き缶などのごみを拾ったり、壁面の草の除去を行ったりしました。女性職員は遊歩道や護岸の草刈り、河川からあげられたごみをまとめる作業をし、他の団体の参加者と一緒になって作業しました。
この清掃活動は小牧川の水質改善や水辺の環境保護を目的に、同会が平成19年から行っているものです。当JAは地域環境を守る貢献活動の一環として毎年参加しており、今年で4年目となりました。
当JAでは、6月16日から合併20周年を記念したサマーキャンペーン2014を実施しています!
詳しくは
こちらから
当JAは6月11日、管内の遊佐町と酒田市に「農業改革に関する意見」の農協改革にかかる要請を行いました。
遊佐町役場では当JAの阿部組合長が同町の時田博機町長に、酒田市役所ではJAそでうらの星川功組合長と連名で丸山至副市長に要請書を手渡しました。
当JAの阿部組合長は「農協改革は経済界の一方的な考えを押し付けられているよう。これまでの歴史を築いてきた相互扶助の精神を変えようとしている。改革は必要だが、そのチャンスはJA自ら与えていくことが重要」と訴えました。それに対し、酒田市の丸山副市長は「今後も農林水産分野において、今以上に地元のJAと一緒になって取り組んでいく必要がある」と協力の意向を示しました。
当JA松山果樹振興部会おばこ梅専門部は6月4日、酒田市松山地区の園地13カ所で「おばこ梅」の圃場巡回を行いました。生産者や酒田農業技術普及課、取引先の担当者など約20人が参加し、生育状況や出荷までの管理方法を確認しました。
今年の開花は平年並みだったが、開花以降の低温で園地によって結実にバラつきが見られました。巡回では生産者ごとに着果具合や木の状態を確かめ、同行した酒田農業技術普及課の石川妙氏が管理方法等をアドバイス。石川氏は「着果数は少なめだが、肥大が良く果実肌もきれいに仕上がっている。ここ数日の好天で生育が進んでいるため、収穫適期前の最終防除は遅れないようにし、潅水も徹底して」と呼び掛けました。
同地区特産の「おばこ梅」は加工に優れた中粒種で、香りの良さやなめらかな果実肌が特長。契約栽培を結ぶ地元の酒造会社やJA山形農工連などに出荷され、梅酒や梅酢、梅ジュースなどの原料に使われるほか、市場にも出荷されます。今年度は同専門部の21人が約3haで栽培。6月23日には出荷目ぞろえ会を行う予定で、6月下旬から出荷が始まります。
地域に伝わる郷土食の伝統を受け継いでもらおうと、当JA女性部遊佐地区は5月24日、遊佐町のエーコープ遊佐店で笹巻き作り講習会を開催しました。部員25人が参加し、同町の主流な巻き方である「竹の子巻き」に挑戦しました。
講習会では同女性部の支部長が講師を務めました。支部長が笹の葉での器の作り方やイ草のひもの結び方などの手順を説明しながら一緒に作ると、参加した部員は支部長の手元を真剣に見つめたり、手順を確認したりして作りました。支部長が「もち米は煮ると膨らむので、詰め過ぎないように」とアドバイスすると、最初は慣れない手つきだった部員も、徐々に良くなる笹巻きの形に満足そうな表情を浮かべていました。
参加した部員は「周りに巻き方を教えてくれる人がいなかったが、女性部の活動に参加すると覚えることができるのでありがたい」と話していました。
女性部員が共同購入品の商品を実際に見たり、試したりすることで購入促進につなげてもらおうと、当JA女性部酒田地区は5月23日、JA本所で第7回「あんべみ屋台村」を開催しました。部員約150人が参加し、共同購入品を使った食材の試食や試供などを通して商品の良さや魅力を確かめました。
屋台村は当JA女性部が取り扱う共同購入品のメーカー各社がそれぞれのブースで商品説明や販売をする企画。「あんべみ」とは庄内地方の言葉で「味見する」という意味を持ちます。部員が試食や試供を通して共同購入品を身近に感じるきっかけ作りの場として開催し、今年で7回目となりました。
今年はメーカーなど17団体が出店し、漬物の素や酢、みそといったエーコープマーク品の調味料をはじめ、化粧品や介護用品などのさまざまな共同購入品を部員に宣伝。また、当JA女性部はエーコープマーク品の新商品を使った料理を提供し、試食に訪れた部員にレシピなどを紹介していました。
当JAと東北日本ハム株式会社は5月25日、酒田市広野で米粉用米の合同田植え式を行いました。当JAの役職員や同社社員、同市など約40人が参加し、米粉用米の「はえぬき」の苗を手植えしました。
同社へ向けた米粉用米の供給は5年目で、秋に収穫される米は製粉会社を経て同社に供給されます。同社は市内にある専用工場で「米粉パン」を製造・販売しており、今年2月には市内の小学校6校で同社の米粉パン給食が実施されるなど、地産地消にも貢献しています。
式では同社の澤田社長が「米粉パンの需要が高まっており、アレルギーを持つ方々からの感謝の声も聞こえてくる。これからも生産者の皆さんと一緒になって取り組んでいきたい」とあいさつし、昨年度よりも使用量を増やしていくと意気込みました。「はんこたんな」姿で田植えに挑んだ同社の女性社員は「今年から米粉パンの製造に携わることになったので、自分で植えた苗が米粉パンになるまでとても楽しみ」と話していました。
当JA青年部新堀支部は5月24日、酒田市新堀地区のハウスで都市部の小学校へ教材用の水稲苗を発送しました。この苗発送は社会科の授業で庄内地方の米作りを学ぶ小学5年生が対象。食農教育の一環として、農業の魅力や食の大切さを学んでもらおうと始まった活動で、今年で23年目になります。
今年度の申し込み校は昨年より増え、神奈川県が55校、東京都が16校の合計71校に発送。苗はバケツ稲や学校田での体験学習に活用されます。
同支部での作業は8年目。部員は「はえぬき」の苗を丁寧に発布スチロールへ箱詰めし、米作りのパンフレットとバケツ稲栽培の手引き書などは事前に各学校へ送付しました。参加した部員は「気候の違いやバケツでの栽培など難しいことも多いが、大切に育ててご飯をいっぱい食べてほしい」と話していました。
今月6月17〜18日には当JA青年部や女性部などが、今回苗を発送したうちの24校を訪問し、苗の育て方についてアドバイスするなど「米作りの先生」として児童らと交流を深める予定です。
当JAは5月20日、酒田まつりの山車行列に参加し「豊穣の傘福山車」で沿道を魅了しました。
6年目の参加となった今年は、JA女性部や青年部、職員有志ら約40人が参加。山車は大きな傘福と小さな傘福4つからなり、6年前の酒田まつり創始400年の際に女性部の手で作られたものです。メロンや庄内柿など当JAを代表する特産物や「つや姫」の米粒などの飾りで農業の大切さとJAをアピールしました。
巡行では米粉や県産果実のジュースを配布したり、JA職員がかすりの着物姿で酒や庄内特産の「おばこ梅」を使った梅ジュースを振る舞ったりするなど、見物客と触れ合いました。参加者は特産物や「庄内米」ののぼりで地産地消を呼び掛け、「わっしょい」の掛け声とともに祭りを盛り上げました。
JAグループ山形などの農林漁業、商工、生協、医療など21団体で構成するTPP(環太平洋連携協定)断固反対山形県連絡会議は5月12日、山形市の霞城公園で「TPPから食と暮らし・いのちを守る山形県民集会」を開催しました。同会議の構成団体などから約1500人が参加し、早期妥結に向けた交渉を進める政府に対し、一致団結して反対運動を継続していくことを確認しました。
県民集会は県民へのTPPの理解醸成と、政府に対する参加反対を訴えるために同会議が主催。主催者を代表してJA山形中央会の長澤豊会長は「食の安全・安心問題をはじめ、国家の主権を揺るがしかねない問題にも関わらず、政府による情報提供や国民議論がなされていない。拙速に合意することなく、国会決議を順守する交渉や国民に対する十分な説明責任を果たすよう強く求める」と訴え、吉村美栄子山形県知事は「農林水産業を含む、広範囲にわたる分野で県民生活に影響が及ぶことを懸念している。重要5品目の聖域をしっかり守ってもらうために、今後も皆さんと一緒になって頑張っていく」と呼び掛けました。
県民集会では、構成団体の代表者による情報開示の徹底や国会決議の順守を訴えるリレーメッセージが行われたほか、集会宣言を満場一致の拍手で採択し、全員でがんばろう三唱をして結束を誓いました。また、集会後は参加者が山形市内中心部をデモ行進。シュプレヒコールの声を響かせながら、県民にTPPの危険性や断固反対を呼び掛けました。
当JA浜中野菜出荷組合野菜専門部いちご班は4月23日、酒田南園芸センターで春イチゴ「おとめ心」と「紅ほっぺ」の出荷目ぞろえ会を開催し、生産者13人が参加して春イチゴの出荷規格を確認しました。
出荷目ぞろえ会では当JAの担当者がサイズや着色などの規格と注意事項を説明。「過熟果や未熟果などは入れないように、すきまの無いように並べることが大切」とアドバイスすると、生産者は見本を見ながら確認し出荷に備えました。
今年度、当JAでは同班の生産者22人が約1haで春イチゴを栽培しており、今年は2品種合わせて約6万4千パック(250g入)の出荷を見込んでいます。今年は連日の好天の影響で色づきが早く、小ぶりだが品質は良好。出荷は昨年より2日ほど早く、5月上旬に最盛期を迎える予定です。主に県内の青果市場やスーパーに出荷され、地元の市場担当者は「精一杯販売させてもらうので、出荷規格をしっかりと守ってもらいたい」と話していました。
当JA農政対策推進協議会は4月22日、TPP(環太平洋経済連携協定)断固反対にかかる一般市民への理解醸成を図るため、管内の酒田市と遊佐町で「TPP断固反対統一街頭宣伝活動」を実施しました。
酒田市のAコープみどり店とAコープやわた店では、同JAの職員がのぼり旗を掲げ、来店者にTPP断固反対を呼び掛けるチラシとティッシを配布。遊佐町のAコープゆざ店とふくら店でも同様に配布活動を実施したほか、同JA各支店の金融窓口や資材店舗、農機センターでも、職員が来店者にチラシとティシュを配布してTPPの危険性と断固反対を呼び掛けました。
当JAは4月16日、庄内地方に適した寿司好適米を探求する「JA庄内みどり寿司米研究会」を発足しました。寿司に最適と言われてきた「ササニシキ」が温暖化などの影響で作付けが減少していることを受け、実需者ニーズに沿った品種選定や栽培体系を実需者と一緒に確立していきながら、県内の寿司好適米の有望品種開発にも期待を込めます。
会の発足に際し、当JAは昨年度から「ササニシキ」の食味に近い「笑みの絆」の試験栽培に取り組み、酒田市本楯地区の生産者に栽培を依頼してきました。関係者との試食会や意見交換を経て、管内の気候や需要に見合った「用途別稲作」の重要性を確認したことから本格的に発足を決めました。今年度は同地区の農事組合法人「ビーンズ本楯」の生産者2人が約1・2haで同品種の試験栽培に取り組み、研究会全体でのほ場視察や収穫体験、10月には新米試食会を開催する予定です。
同日、酒田市のすし店「すしまる」で開催した発足会には、生産者や市内の飲食店関係者、行政、当JA役職員など約20人が参加。同研究会の伊藤千春会長(JA理事)が「お互いに情報共有を図りながら、地元の実需者が求める米、地元に合った米を作っていきたい」と発足への期待を述べ、全員で「笑みの絆」を使ったにぎりずしを試食して今後の活動への結束を固めました。
当JAは4月12〜13日、酒田市の八森野球場と遊佐町のサンスポーツランド遊佐の2会場で「第2回JA庄内みどりカップ中学硬式野球大会」を開催しました。一般財団法人日本リトルシニア中学硬式野球協会東北連盟山形県支部に加盟する5チームと県外の5チームの計10チームによるトーナメント戦が行われ、中学球児が2日間にわたり熱戦を繰り広げました。
同大会は地域との交流や若い世代の健全性育成に貢献しようと当JAが昨年から開催しています。開会式では同支部の高内耕介支部長が「仲間や家族に支えられて野球ができることに感謝し、進歩したプレーを見せてほしい」とあいさつ。当JAの阿部茂昭組合長は「日ごろの練習の成果を発揮した、ハイレベルな試合を期待する」と球児を激励し、各チームにスポーツドリンクを記念品として贈呈しました。
当JA阿部組合長の始球式でスタートした第1試合は時折冷たい風が吹く中で行われましたが、球児は白熱したプレーを見せ、スタンドで応援する保護者や関係者らの熱い声援を受けていました。大会結果は次のとおりです。
優勝=山形チーム、準優勝=山形中央チーム、第3位=新発田チーム。
子どもたちが食や環境、農業への理解を深めるきっかけに役立ててもらおうと、当JAとJAバンクは7日に遊佐町へ、10日に酒田市の小学校へそれぞれ高学年向けの補助教材「農業とわたしたちのくらし」を贈呈しました。教材は同町へ150部、同市へ1010部贈呈し、主に小学5年生を中心とする高学年に配布され、社会科や理科、総合学習の授業などで活用されます。
4月7日の遊佐町の贈呈式では、当JAの阿部茂昭組合長が同町の時田博機町長へ、10日の酒田市の贈呈式では同市の丸山至副市長と村上幸太郎教育長へ教材を手渡しました。村上教育長は「教材の贈呈は大変ありがたい。米作りや環境問題の関わりも含めて児童が農業を勉強してくれたら」とお礼を述べていました。
教材の贈呈はJAグループとJAバンクが平成20年から取り組んでいる「JAバンク食農教育応援事業」の一環。「農業とわたしたちのくらし」は食農、環境、金融経済教育を基本的なテーマとした冊子で、農業の必要性や環境との関わり、農産物の流通や価格の決め方などを総合的に学習することができます。24年度からは特別支援学校や特別支援学級向けに編集した「特別支援教育版」も作成するなど、子どもたちの農業に対する理解をはぐくみ、農業ファンの拡大に貢献しようと贈呈しています。
当JAが酒田市のAコープみどり店に出店しているインショップ「産直みどり」が4月からリニューアルしました。これまで出荷していた管内の生産者が9人増えて32人になり、品ぞろえが豊富になったことで売り場面積も拡大。引き続き、年間を通して消費者に地場産農産物のおいしさと新鮮さを届けていきます。
4月5日にはリニューアルオープンを記念して当JAと?Aコープ庄内の担当者が店頭に立ち、来店者に「つや姫」のティッシュや台所用スポンジを配布しながら声掛けをし、新しくなった売り場をPRしました。来店者は陳列棚いっぱいに並べられた野菜を手にとり、満足そうな表情で購入する姿が見られました。「産直みどり」は昨年10月に同店内にオープン。当JAの担当者は「品質にこだわった産直を目指したい」とリニューアルした意気込みを話していました。