▲吉村知事より表彰状を受け取る佐藤社長
▲表彰式では記念撮影も行われました
株式会社みどりサービスの食品部門、マルノー山形が山形県農業賞を受賞し、11月27日に山形市で行われた表彰式に佐藤淳社長が出席し、吉村美栄子県知事より表彰を受けました。
この賞は県農業の振興発展に尽力した功績を称えるもので、県内産の原料使用にこだわった製品の生産・販売が地産地消・6次産業化推進に貢献していると評価され、受賞につながりました。
マルノー山形は昭和14年に「飽海郡産業組合協議会醤油工場」として発足し、発酵食品メーカーとして79年間、県内のJAなどを中心にしょうゆや味噌などを提供。「庄内柿」を使った「柿酢」や「おばこ梅」を使った「梅酢」など地場産・県内農産品を使った食品の開発、販売も手掛けています。
今年度新たに、首都圏の大手問屋や、量販店バイヤーなどとの商談を行う担当職を配置。輸出は県外の輸出業者と連携し、しょうゆ製品を今年7月と10月に中国の上海へ酒田港からコンテナ輸出もしています。
同社の佐藤淳社長は「大変大きな賞をいただき光栄。県産品の良さを多くの人に理解してもらうことが私たちの仕事」と受賞の喜びを語っていました。
▲吉村知事から表彰状を受け取る佐藤さん
▲今年度県ベストアグリ賞を受賞したメンバー
遊佐町の佐藤勇人(はやと)さんが11月29日山形県庁貴賓室で、平成30年度山形県ベストアグリ賞を吉村知事から授与されました。
同賞は、地域の環境を活かし優れた経営などを実践している先駆的な農業者などを表彰し、その取り組みを県内に広く紹介し普及することで、県農業の振興と発展を図ることが目的です。今年度は6名2団体に贈られました。
佐藤さんは平成18年に水田2?を引き継ぎ、パプリカを導入して農業経営を開始。現在は水稲9?、パプリカ40a、アスパラガス25aで経営を行っています。若手農業者をまとめ、リーダーとして土づくりの勉強会を開いたり、農業所得向上を図るため、新たな作物を試作するなど、経営改善に積極的に取り組んでいます。
また、県の指導農業士でもある母の富子さんは、平成20年に加工施設を建設しパプリカの規格外品を使ってジャムやジュースなどを商品化。農業生産、加工を通じて、地域から7人を雇用する佐藤さんの経営は、地域の若手農業者のモデルにもなり、新規就農者や後継者世代のリーダーとして産地育成、地域農業の活性化に貢献していることなどが評価されました。
▲山形市で青年部活動を発表する小野委員長
青年部の小野貴之委員長は11月20日山形市で開かれた「やまがた食育県民大会」に発表者として登壇し、「四半世紀にも及ぶ私達の食農教育活動」と題して、青年部活動を紹介しました。会には農林水産業関係者や教育関係者、県民など120人が参加しました。
小野委員長は青年部で力を入れている食農教育活動の「上京運動」と「田舎まるかじりツアー」についてスライドを使って紹介。上京運動は神奈川県や東京都などの小学5年生を対象に、庄内平野の稲作について青年部員が出前授業を行うもの。今年で33年間継続し、約44,000人の児童に管内の米づくりと、産地としてのPRをしてきたことを説明しました。
▲優しい口調で修行の厳しさを語る島津氏
女性部は12月1日、第17回女性のつどいを本所で開き、部員240人が参加しました。今回は羽黒山金剛樹院から島津妙(みょう)恵(え)(みょうえ)氏を講師に招き、「生かされて命花ひらく?寺に嫁ぎ縁を結ぶ?」と題し講演を行いました。島津氏は同院に嫁いだ後に僧侶となった経歴の持ち主。天台宗山形教区寺庭婦人会長なども務めています。
講演では修行体験について語り、「どんなに小さな経験でもすべて特別なこと」と呼び掛けました。参加した部員は「厳しい修行を優しい口調で語る姿に、本当の心の強さを感じた」と話していました。
会場では「ニコ・ニコおむすび」の展示や部員による農産物加工品の販売なども行われ、部員同士の交流を深めました。
▲みんなで歌って盛り上がりました
助けあい組織すけっとみどりは11月9日、酒田ひがし支店で「JAいきいき広場」を開き、組合員や理域住民約100人が参加しました。高齢者の交流と、転倒予防のためのJAてんとうムシ体操の普及が目的です。
広場では「生ギターの演奏でフォークソングを歌おう!」と題し、地元のフォークソングバンド「ごえもんバンド」による公演が行われ、「上を向いて歩こう」や「ふるさと」など、誰もが口ずさめる曲目を演奏。歌って手拍子をして、全員が一体となって楽しみました。公演後はJAてんとうムシ体操で体を動かしました。佐々木アキ代表は「楽しいイベントで皆さんの元気を支えたい」と話しました。
▲参加者に説明する(農)もとたて夢米倶楽部の堀俊悦代表理事
JA庄内みどり農業生産組織連絡会議は11月22日、現地視察研修会を初めて開き、同会議会員法人の代表者やJA職員など44人が参加しました。
この研修は、先進経営体の取り組みを視察することで、法人が抱えている担い手確保や施設・機械への投資、複合経営への取り組みなどの課題解決の糸口となり、今後の法人経営の発展や地域営農の生産振興を図ることが目的です。
視察先は、園芸生産拡大支援事業での取り組みを行う農事組合法人アグリ南西部(遊佐・アスパラガス)、(農)ビーンズ本楯(シャインマスカット)、(農)もとたて夢米倶楽部(ミニトマト)、(農)ファーム北平田(ミニトマト)の他、JA全農山形園芸産地拡大実証研修農場(三川町・長ねぎ、ミニトマト、パプリカ)の5カ所。それぞれの組織のほ場で栽培を始めた経緯や、栽培品目の特徴、栽培の方法、現状の説明を受けました。
参加者からは「初期投資はどのくらいか」「出荷先はどうしているか」「作業人員はどのように確保しているか」といった質問が寄せられ、関心の高さがうかがえました。同会議では今後も視察研修を企画する予定です。
▲丸山市長から表彰状を受け取る齋藤理事と妻の光子さん
▲佐藤好博さんと妻の豊子さん
農業振興に積極的に取り組み、農業経営の指針として模範となる活躍をしたとして、松山地区の当JA齋藤一夫理事と北平田地区の佐藤好博さんが平成30年度の酒田市農業賞を受賞し、11月6日に市内で丸山至酒田市長から、表彰状と農業章、楯が授与されました。
齋藤理事は、平成元年に農事組合法人「山寺MRC利用組合」を設立。同組合長として米の乾燥調製施設を運営し、機械コスト低減に貢献。平成13年には松山カントリーエレベーターの建設に尽力し、初代同CE利用組合長。平成2年から庄内松山農業協同組合理事、平成6年から当JA理事を歴任。農業関係団体の指導的地位にあって、農業発展に尽くした功績は多大と評価されました。
佐藤さんは、平成7年から29年まで酒田市農業委員として部会長や会長職務代理者など要職を歴任し、市全体の農業振興に貢献。北平田地区の無人ヘリ防除体制の確立などに尽力した他、自らは良質米生産に加え、平成7年から先駆的に長ねぎ栽培に取り組み、栽培技術や農業生産性を向上させるなど、水稲と園芸の複合経営モデルとして他の模範となると評価されました。
▲オープニングセレモニーであいさつする阿部会長
株式会社みどりサービスは11月23日から25日の3日間、八幡給油所のリニューアルオープンイベントを行いました。同給油所は昭和60年に建設。設備の老朽化に伴い、給油機などを新しくしました。
イベント初日の23日には、同社の阿部茂昭会長や役職員、JA全農燃料部山形推進課の熊谷忠彦課長、給油所スタッフが参加し、オープニングセレモニーが行われました。
セレモニーで阿部会長は「お客様に懇切丁寧な、みどりサービスらしい対応を」とあいさつ。本間祐所長は「地域の皆さまの信頼を得るサービスをしたい」と決意を述べました。セレモニー後には同地区の佐藤康晴理事が初給油を行い、リニューアルオープンを祝いました。
▲農業情勢を踏まえ、これからの農のあり方を力説する下山さん
当JAが平成30年度事務局となり、生活クラブ青果の会東北エリア会議を、11月13日酒田市で開きました。県内各地や隣県から生活クラブへ農産物を供給する生産者など約50人が集まり、講演会や実績報告、意見交換などを行いました。当JAからは岡部常務や生産者などが参加しました。
講演会では千葉県の農事組合法人「さんぶ野菜ネットワーク」の下山久信事務局長兼常務理事が「『農の志・大義・誇り、そして百姓にとって譲れないもの』?これからの農のあり方?」と題して、「日本は食糧自給率38%、農地は減り続け、将来的に農産物を確保できるのか」と警鐘を鳴らし、固定概念に囚われず、これからを考えるが大切と力説していました。
▲研修中の1コマ。JAでは今後も農作業研修を企画する予定です
当JAは11月1日から12月3日まで、職員が長ねぎの掘り取り作業などを行う農作業実践研修を行いました。
この研修はJA庄内みどりの未来を考える会の答申に基づき企画されたもので、今回が初めての実施です。入組10年目までの職員を対象に、農作業体験を通じて農業とJAの取組みを理解することを目的としています。
作業は長ねぎ共選施設での作業、掘り取り作業、播種作業に分かれて行われました。参加した職員たちは「普段とは違う作業だが、いきいきした気持ちになれた」「それぞれの仕事の大変さに気付くことができた。今後の仕事に生かしたい」と目を輝かせていました。
▲札幌市でトップセールスしました
10月25日から28日にかけて、北海道の市場や量販店で「庄内柿」のPRを行いました。生産者や岡部博常務、JA職員など6人が参加しました。
26日は札幌市の量販店で試食宣伝会を行い、消費者に直接「庄内柿」をPRした他、27日に札幌市中央卸売市場でJA全農山形主催の「庄内柿トップセールス」が行われ、岡部常務は仲買人や市場関係者を前に「今年は台風や高温があったが秋の晴天で肥大も十分となった。庄内柿との縁が深い北海道の皆さんにおいしい柿を味わってほしい」と呼び掛けました。
今回は北海道胆振東部地震の支援活動も行いました。27日には厚真(あつま)町役場と同町内の避難所を訪問。「庄内柿」25ケース(1ケース7.5kg)を提供し、同町の宮坂尚市朗町長より被害の状況などを確認しました。
また、25日には札幌市立幌南(こうなん)小学校を訪れ、学校給食用の「庄内柿」5トンを供給。柿を受け取った児童らは満面の笑顔で喜んでいました。
管内の「庄内柿」は今年度、171人が51haで栽培。北海道の市場を中心に、4万9千ケースの出荷を見込んでいます。出荷は11月中旬まで続きます。
▲どの新米もおいしいなーー
生活特産課は10月13日、株式会社Aコープ東北みどり店で新米試食会を兼ねた「米の品種当てクイズ」を開催し、買い物客などが挑戦しました。新米と今年本格デビューの雪若丸のPRを行うのが目的です。
「つや姫」「はえぬき」「ひとめぼれ」「雪若丸」4品種を、品種名を隠して食べ比べる形式で行い、それぞれの米の特徴を提示し、参加者は特徴をヒントにして品種名を解答用紙に記入。全品種正解した方には記念品が贈られました。
参加者は「当てるのが難しかった。どれもおいしかったのでどの新米を買おうか迷っている」と笑顔で話していました。約90人が参加し、全品種正解は4人。担当者は「食べ比べでそれぞれの米の良さがわかる。自分の好みの米を見つけて、新米の季節を楽しんでほしい」と話していました。
今年本格デビューした「雪若丸」はひと粒ひと粒が大粒で、白くふっくらと炊きあがる、新食感の新品種。しっかりとした粒感と粘りのバランスがよく、上品な味わいでおかずのおいしさを引きたてます。お米専門店「こめ蔵」の新米キャンペーンで取り扱い中です。
▲説明を聞き出荷規格を確認しました
娃々菜専門部は10月10日、北部選果場で出荷目ぞろえ会を行いました。生産者や種苗会社、市場関係者、県酒田農業技術普及課など21人が参加し、出荷規格や搬入時の注意点を確認しました。
JAの担当者が出荷規格を説明した後、トキタ種苗株式会社の職員が気候に合わせた排水対策について、県酒田農業技術普及課の職員が防虫対策について説明しました。
齋藤衛専門部長は「今年は豪雨や台風など不安定な気候が続いている。栽培管理をしっかり行い高品質な娃々菜をお届けしたい」と話していました。同部は今年20人の生産者が約200aで栽培。約30トンの出荷を見込んでいます。
▲今年試験栽培しているミニトマト「サンチェリーピュアプラス」
ミニトマト「サンチェリーピュアプラス」の栽培講習会を10月10日、酒田きた支店で初めて開きました。生産者や市場関係者など約20人が参加しました。
同品種は、管内で平成30年度から本格的に試験栽培を始め、現状のトマト栽培体系や市場評価などを比較検証した上で、31年度から栽培をする予定です。
トキタ種苗(株)の担当者は品種特性を「斑点病に強く、開花早生型のため播種から収穫開始までの期間が短い。夏の暑い時期でも着果性に優れる。裂果に強く、しっかり樹熟を行うことで良食味が期待できる」とし、栽培方法は「初期樹勢とその維持。追肥の定期化。夏に向けての着果作業が大切」と説明しました。
▲みんなでいきいきと体操しました
助け合い組織「すけっとみどり」は10月11日、グループホーム結いで「てんとうムシ教室」を初めて開きました。この教室は地域住民とグループホーム利用者を対象に体操やレクリエーションを行い、地域の高齢者の介護予防や体力づくりの支援を目的としています。月2回開催で、第1回目は23人が参加しました。
体操はJA共済のレインボー体操、てんとうムシ体操、歯(し)あわせ体操から一部ずつ抜粋して行いました。参加した人は「みんなで集まって体操やおしゃべりができて楽しかった」とにっこり。同組織の佐々木アキ代表は「健康寿命を支えるには人との交流が重要。皆さんの拠り所となる場を提供したい」と話しました。
▲各代表者によるテープカット
▲「雪若丸」と「つや姫」を載せたトラックが出発
県産米新品種の「雪若丸」と県産ブランド米「つや姫」の出荷式が9月28日、酒田市の山居倉庫で行われ、JAグループや行政、関係機関など約70人が出席しました。神事で「特A」獲得、農作業安全、輸送安全を祈願したほか、羽黒高校チアリーディング部がダンスで彩りを添えました。
関係者のテープカット後、ドライバーに安全を祈り花束が手渡され、1等米の「雪若丸」12tと「つや姫」12tを積んだ2台のトラックがJA全農山形の消費宣伝キャラクターである稲作戦隊「おこめんジャー」とチアリーダー先導のもと、県内の卸売業者に向け出発。風船を飛ばし、トラックを見送りました。
JA全農山形は「いよいよ『雪若丸』本格デビューの年。県内約1,700haで栽培され、約1万tの生産量を見込んでいる、JA全農山形では既に6,400tの事前契約を積み上げ県内外に販売していく方針。結集しJAグループ山形の力を存分に発揮していこう」と同運営委員会の折原敬一副会長があいさつ。
管内では、「雪若丸」の初検査が9月24日、各倉庫で行われ205・5俵(1俵60kg)が全て1等米と格付けされました。
▲出展された花を審査する審査員たち
花き部会は9月18日から21日までの4日間、酒田市役所でフラワーショーを開きました。地元産の花きに親しんでもらおうと毎年開催しているもので、部会員が丹精込めて栽培したトルコギキョウやケイトウ、小菊など32点を出展しました。JA全農山形と県酒田農業技術普及課、酒田市、遊佐町の職員、JA役職員が審査を行い金賞、銀賞、特別賞を選出。審査の結果、土門進さん(蕨岡)が出展したトルコギキョウ「ハピネスホワイト」が金賞に輝きました。
今回のフラワーショーでは新たな試みとして市民投票も行いました。21日には会場内に設置した投票箱を開けて集計を行った結果、斎藤勝彦さん(中平田)が出展したトルコギキョウ「ロジーナレッド」が第一位に選ばれました。飯塚将人部会長は「市民投票によって消費者が求めるものが見えてくる。投票結果を今後の栽培に活かしたい」と話していました。
また、9月27日には東京都目黒区の「?フラワーメッセージお花屋さん」でJA庄内みどり花きフェアを開催し、消費者に直接PRしました。
■フラワーショーの銀賞、特別賞は次の通りです。
銀賞=阿部みち「精あきほ」(小菊)、菅原功「オレンジクィーン」(ケイトウ)
特別賞=佐藤益美「ラビアージュ」(トルコギキョウ)、高橋園芸「スーパーマスター」(OHBユリ)
▲米粉用米は米粉パンになり、地元や全国の消費者に届けられます
当JAと東北日本ハム株式会社は9月23日、広野地区の水田で米粉用米の合同稲刈式を開きました。今回刈取った米粉用米は同社の食物アレルギー対応の専用工場で「みんなの食卓?」シリーズの米粉100%のパンの原料になります。
同社への米粉用米の供給は今年で9年目を迎えます。渡部源一取締役工場長は「生産者をはじめ関係機関の皆さんのおかげで、今年も稲刈りを迎えられ感謝している」と話していました。
米粉パンは食物アレルギーを持つ人の評価も高く、市内の小中学校の給食に年2回、同市の1歳6カ月健診時に提供されるほか、同社インターネットサイトでも販売しています。
▲「東戸塚デポー」でパプリカをPRする阿部専門部長
パプリカ専門部は9月7日、生活クラブ生活協同組合(神奈川)の品物を扱う「鎌倉デポー」と「東戸塚デポ―」で試食会を行い、管内産パプリカのPRを行いました。同専門部の阿部浩専門部長や生産者、JA職員が参加しました。
試食会には赤と黄色のパプリカのピクルスを持参し、来店者に提供しました。食べた人からは、おすすめの料理方法など質問があり、生産者は丁寧に応えていました。阿部専門部長は今年の生育状況なども説明しました。
生活クラブの「デポー」は東京都と神奈川県、千葉県に40店舗あり、国産にこだわった食材の販売とともに、試食会などのイベントも開いています。
▲笑顔でプレーを楽しむ会員たち
当JAは9月14日、最上川河川公園で第2回JA年金受給者友の会グラウンドゴルフ大会を開き、会員211人が参加しました。今回は安藤良三専務が始球式を行い、力強くボールを打つと会員からは大きな歓声が沸き上がっていました。当日は爽やかな秋晴れで絶好のグラウンドゴルフ日和となり、会員たちは笑顔でプレーを楽しみました。
競技は個人戦で、「鳥海コース」と「最上川コース」に分かれ5人1組で行われました。「鳥海コース」は佐藤薫さん(平田)、「最上川コース」は後藤孝之助さん(八幡)が優勝しました。
■準優勝以下の結果は次の通りです。(敬称略)
鳥 海コース準優勝=富樫忠博(吹浦) 、第3位=伊藤純夫(吹浦)
最上川コース準優勝=堀彦三郎(北平田)、第3位=佐藤靖雄(八幡)
▲おいしい「刈屋梨」いただきまーす!
酒田市特産の和梨「刈屋梨」が9月19日、市内小学校8校に提供されました。品種は「幸水」で、合計542玉提供しました。
この取り組みはJA庄内みどりの未来を考える会のプロジェクトの一環で、地元特産品による食育と地産地消の推進が目的。同市の学校給食で毎月19日を「食育の日」として地元食材を使用するのに合わせています。7月に浜中産のメロンを提供したのに続き、今回で2回目です。
当日は広野小学校にJAの佐藤弘毅経済部次長が訪れ、「刈屋梨」が地元の特産品であることや、品種や特長を説明。子どもたちはシャリっと軽快な音を立てながら梨を頬張りました。6年生の佐藤大樹くんは「こんなにおいしい梨が酒田で作られているのは初めて知った。手についた果汁まで甘くて驚いた」と笑顔で話していました。
同校の阿彦淳校長は「説明を聞いた後、児童は特別な梨と認識して食べていた。地元の食材の良さを知ることで、地域や農業のことを知る良いきっかけになる」と期待していました。
JAでは今後も学校給食に地元産の旬の食材提供を続ける予定です。
▲隣と重ならないよう丁寧に具材を乗せていきます
女性部遊佐地区は9月2日、遊佐町の生涯学習センターで親子料理教室を開きました。遊佐地区在住の親子など49人が参加し、長さおよそ13mのロングのり巻き作りに挑戦しました。このイベントは同町の農林水産まつりと同時開催で、米の消費拡大と地域の食と農の魅力を子どもたちに伝えるのを目的に毎年開催しています。
開会式で女性部の?橋久美子部長(高瀬)は「手作りするとおいしいものはさらにおいしくなる。遊佐のおいしいお米をたくさん食べて元気に過ごしてほしい」と呼び掛けました。
具材はキュウリ、卵焼き、かにかまぼこ、庄内豚の焼き肉の4種類で、酢飯は約20kg使用。上手に作るには、のりの上に乗せるご飯の量がポイントとなるため、部員たちは「ご飯は薄く広げて」「具材は隣の人と重ならないように置こう」とアドバイスしていました。具材を全部乗せたら「せーの!」の掛け声でのり巻きを完成させました。
作ったのり巻きはその場で切り分け、華やかな断面を見た子どもたちは「きれいな色でおいしそう。ご飯を薄く広げるのが難しかったけど、お家でも作りたい」と笑顔を見せていました。
▲基準に合わせ蕾のふくらみを見ながら切り取ります
ユリ農家の畑では、秋の彼岸に向けて出荷作業が最盛期を迎えていました。管内では年間を通じて約130万本を生産し、主に関東市場に出荷しています。
9月18日、遊佐町の高橋園芸では午前8時から切り取り作業が行われ、作業員は蕾のふくらみ方などを見ながら、出荷基準に成長したユリを次々に切り取りとっていました。切り取ったユリは3時間以上水揚げし、選別調整と箱詰めを行い、遊佐園芸センターへ出荷しました。
遊佐園芸センターの担当者は「9月4週目に注文が集中し、約4万本(2千箱)の出荷を見込んでいる。品質は良好。市場と生産者、JAが一体となって、出荷作業にあたっている」と話していました。
▲重厚な音色に全員が聴き入っていました
グループホーム結いは9月2日、鶴岡市の津軽三味線奏者、二代目木(き)田林(だりん)秀(しゅう)栄(えい)先生と門下生による「じょんがらLIVE」を行いました。地域住民や入居者、職員など50人が迫力ある演奏を楽しみました。
グループホーム結いでは、地域に開かれた施設として地域住民との交流を大切にしています。「施設を見学してみたいけれど、なかなか行く機会がない」との地域の声を受けて、今回の演奏会を企画しました。ライブではオリジナル曲や童謡など計7曲を演奏。来場者は「音の迫力に驚いた。機会があればまた聴きたい」と間近で奏でられる、津軽三味線の力強く躍動的な音色に聞き入っていました。
▲一人ひとりに交通安全を直接呼び掛けました
?みどりサービスは9月6日、平田地区で交通安全啓発活動を行い、同社社員と酒田警察署から13人が参加しました。9月は夏の疲れが出やすく、日没が早まり農繁期も重なるなど危険が高まるとし、交通事故を防ごうと同社が企画しました。
活動は地区内で特に交通量の多い交差点で実施。信号で停車した車両のドライバーへ「しょうゆの実」とチラシを手渡し、早めの点灯とヘッドライトの上向きの使用をすすめ、交通安全を呼び掛けました。?みどりサービス管理部の吉村俊一部長は「『しょうゆの実』を食べて心身ともに元気になって安全運転に励んでほしい」と話していました。
*** 収穫・乾燥・調製のポイント ***
〇今年は出穂が早く、ここ数日間の気温も高く登熟は平年よりも進んでいます。刈取適期を過ぎると品質が低下するので、絶対に刈遅れないようにしましょう。
〇一部「はえぬき」の刈取りも始まってきておりますが、出穂後の平均積算気温をめやすに、速やかに圃場毎に黄化程度、青籾歩合、籾水分等を確認し、刈取適期の判断を行いましょう。
〇乾燥時は籾水分を確認しながら丁寧な乾燥を行いましょう。急激な乾燥は胴割粒の発生を助長するなど、品質を低下させます。また、青籾が多い場合は二段乾燥を行うなど、さらに丁寧な乾燥調製が必要です。
〇籾摺り時は、必ず「試しずり」を行ってロール幅などを調整しましょう。特に「雪若丸」は粒が大きいので注意しましょう。
*** つくばSD2号情報 ***
1.つくばSD2号の積算気温における刈取適期幅:1,000℃?1,200℃
2.出穂後積算気温到達日(9/17まで今年の実測値で試算)
8/10出穂 → 1,000℃(9/22)、1,100℃(9/27)、1,200℃(10/3)
8/12出穂 → 1,000℃(9/25)、1,100℃(9/30)、1,200℃(10/6)
3.つくばSD2号地区別展示圃情報
各地区の出穂期?9/17までの積算気温、9/18時点の籾含水率は以下の通り。
■酒田きた営農課/本楯(下城)
5/6移植、8/10出穂、積算気温906℃、籾含水率29.7%
■酒田みなみ営農課/新堀(落野目)
5/12移植、8/12出穂、積算気温857℃、籾含水率28.7%
■八幡営農課/福山
5/5移植、8/10出穂、積算気温906℃、籾含水率28.6%
■平田営農課/平田
5/8移植、8/11出穂、積算気温881℃、籾含水率28.7%
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▲川俣副会長のがんばろう三唱で一致団結を誓った
▲力強く決意表明する石垣会長
水稲の刈り取りを半月後に控えた8月29日、本所で平成30年産の米生産者大会が開かれました。情勢報告や集荷に向けた決意表明、がんばろう三唱を行い高品位で良食味な米の生産と集荷に向け、生産者とJAが一致団結を誓い豊穣を祈念しました。
大会では初めに阿部茂昭組合長が「皆さんからいただいている主食用米の出荷契約予約数量は62万9千俵。加工用米や飼料用米などを合わせると88万9千俵に積み上がっているが、米卸などからの注文数量と比べるとまだまだ足りない状況。出荷結集をお願いしたい」と販売環境にふれながらあいさつしました。
情勢報告では、30年産水稲の生育概況と適期刈取、米穀情勢と30年産米の取り扱い、31年用肥料予約、共同購入トラクターについて担当職員が説明しました。
決意表明は生産組合長協議会の石垣敏勝会長と、千俵の会の佐藤修会長が力強く述べ、最後は農業生産組織連絡会議の川俣義昭副会長の「がんばろう三唱」で団結を誓いました。
生産者やJA役職員など約180人が出席し、生産組合長協議会、農業生産組織連絡会議、千俵の会が共催しました。
▲完全自動飛行で薬剤散布するドローン
▲葉色が淡い箇所に部分的に追肥するドローン
当JAは水稲の安定収量確保と労力軽減を目的に、JA全農山形や民間企業と連携し、農業用ドローン(小型無人飛行機)の実証試験を重ねています。
8月10日には、北平田地区の水田約5haで防除の実演会を行いました。JA全農が出資する株式会社ナイルワークスのドローンは、事前に地形の計測を行い、操作用のタブレット端末に登録することで、飛行経路がインプットされ、操作タブレットの開始ボタンを押すだけで離陸から着陸まで完全自動飛行します。穂揃期を迎えた「はえぬき」「ひろめぼれ」の水田を自動で飛行し、病害虫の防除薬剤を散布しました。薬剤排出量は飛行速度と薬剤の必要量に応じて自動調整。薬剤のタンク容量は8Lで。4個のノズルを搭載し散布幅は3mです。
一方、7月21日には民間企業が中平田地区の水田約1・2haで、部分的な追肥をするためのドローン実証を行いました。撮影用のドローンが空撮を行い、画像を処理することで、葉色の濃淡から追肥が必要な箇所を割り出します。その後、施肥用のドローンがピンポイントで施肥を行い、葉色が均一になるようにムラ直しを行いました。
▲新潟県の園芸研究センターで説明を聞く生産者たち
シャインマスカット研究会は8月27日、新潟県と上山市で視察研修を行いました。生産者と県酒田農業技術普及課、JA職員合わせて16人が参加しました。
新潟県聖籠町の県農業総合研究所園芸研究センターでは、ハウスでのアーチ栽培で、人の顔ほどに実ったシャインマスカットを視察。葉の付け方や枝作り、一つの房を大きく作る各種研究を視察しました。生産者からは大玉化する方法や、ジベレリン処理のタイミング、満開時の判断などの質問があいつぎました。
上山市では、昨年伸びた長い梢を2つ目の芽まで残して短く切り詰める「短梢剪定」した園地を視察し、さまざさまな管理栽培方法についてい理解を深めました。
▲グランドチャンピンに輝いた枝肉について講評を聞く長澤さん(右から5人目)
養豚部会は8月23日、庄内町の株式会社庄内食肉公社で、第19回枝肉共進会を開きました。生産者10人が去勢豚と雌豚を1頭ずつ計20頭出品し、グランドチャンピオンに長澤良樹さん(蕨岡)の出品豚が輝きました。
共進会では生産者とJA全農山形、JA担当職員などが、審査を務めた格付員から講評を聞き、畜舎での生育状態と枝肉になってからの肉質を見て、より良い飼育管理の方法について研さんを積みました。
長澤さんは「生体と枝肉を比べ、イメージ通りの肉質に仕上げるには、日々の勉強が欠かせない」と話していました。
養豚部会では飼育技術向上を目的に年に1度共進会を開いています。
第19回枝肉共進会受賞者
▽グランドチャンピン=長澤良樹(蕨岡)
▽チャンピン=櫻田耕(平田中央)
▽最優秀賞=小松千晴(中平田)
▽優秀賞=佐藤光寿(本楯)、伊藤良治(蕨岡)(敬称略)