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最新情報 : おばこ梅専門部に酒田市農業賞 生産拡大と特産品化を評価
当JA松山果樹振興部会おばこ梅専門部(佐藤隆志専門部長)が、おばこ梅の生産拡大と特産品化を通じた農業振興に貢献した功績を認められ、酒田市農業賞を受賞しました。12月6日、同市の松山農村環境改善センターで受賞祝賀会が開催され、専門部員や取引先企業、同市関係者など約40人が出席し受賞を祝いました。
佐藤専門部長が「受賞はこれまで生産者が一丸となり頑張ってきた成果。今後も消費者に喜ばれるものを届けよう」とあいさつ。これに応じて取引先の?本長の本間光廣代表取締役社長は「収穫前には毎年店に出向いてくれるのでありがたい。これからも品質を守りブランドとして育ててほしい」と激励しました。また、松山地区におばこ梅を紹介し指導にあたった元・酒田農業改良普及所(現・酒田農業技術普及課)の樋坂勝助さんも出席し、当時の苦労や思い出を語ると、佐藤専門部長が感謝の意を表し花束を贈呈しました。
おばこ梅は平成4年から減反対策の一環として酒田市松山地区で栽培が始まり、現在、専門部の22人が約4haで栽培。地産地消をモットーに、地元の加工業者との契約栽培で特産品化を進めました。梅は加工に重宝される中粒種で、緻密で厚い果肉、香りの良さ、なめらかな果実肌が特長。今では梅酒、梅酢、梅干しなどさまざまな商品に加工され、好評を得ています。また、同地区の女性加工グループ「おばこグループ(冨樫成子代表)」も21年に山形県ベストアグリ賞を受賞し、栽培と加工の両面で功績を挙げています。
写真=左から佐藤隆志専門部長、元・酒田農業改良普及所の樋坂勝助さん、おばこグループ代表の冨樫成子さん
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