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最新情報 : 播種を控え重点ポイント確認 春ねぎ品種栽培講習会
来年春に収穫する春ねぎ「羽緑一本太」の播種時期を迎え、品種特性や栽培ポイントを改めて確認しようと当JAは5月24日、酒田きた支店で栽培講習会を開催しました。今年度の出荷は4月8日から始まっており、5月中旬時点の出荷量はすでに5300ケースと、前年実績の8割におよび順調。平均単価も前年比1・2倍と上々だ。講習会は、JAが出荷する春ねぎが年々高値で推移していることや、市場から年間を通したねぎの需要があることを受け、新規生産者の確保や栽培面積拡大の参考にしてもらおうとJAが企画。生産者12人が参加しました。
種苗会社の株式会社トーホクの担当者が品種特性や栽培のポイント、注意点などをスライドで説明。適度な規格サイズにするための播種と定植日の検討が重要としたうえで「年内に6・7割ほどのサイズに仕上げるのがこつ。育ち過ぎると越冬率が低下するため栽培環境にあった適期を検討して」とアドバイスしました。育苗期間の温度管理や培土、抽苔時期などにも触れ「抽苔時期から逆算し、遅れないよう早めの収穫を心掛けて」と注意を促し、参加した生産者らは熱心に耳を傾けていました。
当JAでは、4年ほど前から春ねぎ品種として「羽緑一本太」を推奨しています。同品種は抽苔が遅く、耐暑性や耐寒性に強く病害虫の発生も少ないため栽培しやすいのが特長。6月上旬に播種して7月中旬に定植、越冬させて翌年4月から6月にかけて収穫しています。今年は生産者13人が約1・3haで栽培。出荷は5月末まで続き、昨年並みの約6500ケースを見込んでいます。
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