年末に多発する金融機関を狙った強盗事件などへの防犯意識を高め、防犯体制を強化しようと当ＪＡは12月２日、酒田支店で強盗対応模擬訓練を実施しました。訓練は酒田地区金融機関防犯協会が主催し、酒田警察署や当ＪＡ、市内の金融機関の職員など約40人が参加しました。
　訓練では同警察署の警察官が強盗犯役に扮し、金融窓口の職員を人質にとり、金庫から現金を奪って逃走するまでを演じました。当ＪＡ酒田支店の職員は、駆けつけた警察官へ犯人の特徴や逃走車両の色、ナンバーを報告することや、防犯カメラの映像確認などをする事後報告の対応方法を学び、万が一に備えました。
　訓練後の講評では同警察署の職員が「犯人にとっては現金を奪い、逃げるまでの時間が勝負。対応する職員は犯人を刺激しないことや、日ごろから緊急時の役割分担を決め、職員同士の連携でいち早く警察に通報することなどが重要」と呼び掛け、酒田支店の藤田敏明支店長は「実際に事件が起こった際は、職員や来店していたお客さまへの対応をしっかりしたい」と話していました。