当ＪＡ女性部遊佐地区は11月16日、遊佐町の当ＪＡ遊佐支店で「部員のつどい」を開催しました。酒田警察署の若手警察官から振込詐欺被害に遭わないための方法を寸劇で学び、日ごろの生活に役立てることを確認しました。
　つどいには部員１１３人が参加しました。同署の警察官５人は犯人や被害者、銀行員役などに扮し、「オレオレ詐欺」の手口を実例を基に再現。交通事故を起こした息子と被害者を名乗る犯人が母親に「車両の修理代金をＡＴＭで支払ってほしい」と指示し、振り込みを済ませた母親が後日、本当の息子からの電話でだまされたことが発覚するまでを演じました。銀行のＡＴＭでお金を振り込む場面では、母親の様子がおかしいことに気付き銀行員が声を掛けるものの、犯人の巧みな話術で母親が信じ切ってしまう様子も詳しく表現しました。
　同署の警察官は「犯人は電話帳の高齢者らしき名前を選んで詐欺を実行しているため、電話帳への登載をやめることも被害防止方法の一つになる。最近は警察署や行政機関を名乗り、直接自宅にお金を請求しに来るケースも見られるため、知らない人とお金の話になったら、すぐに地域の交番や警察に連絡して」と呼び掛けました。