酒田農業技術普及課は9月12日、当JA管内の新堀地区で土壌消毒剤「クロルピクリン錠剤」を用いた土壌消毒実演会を開催しました。管内のトルコギキョウやストック等の施設花き栽培で、連作に伴う土壌病害が収量や品質低下に影響を及ぼすことが問題となっていることから、より的確で効果的な薬剤の使用方法とほ場条件等を実演会で学び、土壌病害の発生防止や収量、品質の向上に役立ててもらおうと同普及課が開催しました。
土壌消毒剤「クロルピクリン錠剤」は土壌消毒効果が高いクロルピクリン液剤を特殊な方法で固形化し、不透過性、水溶性のフィルムで真空包装した錠剤タイプの薬剤。施用時に刺激臭が少なく、ハウス内でも安心して使用できることや、薬剤が均一に施用できるため効果が安定するのが特長です。錠剤はフィルムが土壌中の水分で溶解し、ガス化する仕組みになっています。
実演会には管内の花き生産者や行政、当JA、JAそでうら、農薬メーカーの関係者など約30人が参加。講師は南海化学株式会社アグリ営業部アグリグループ東京の佐伯尚高リーダーが務め、同地区の生産者が所有する花き栽培用のハウス2・6aで、錠剤を土壌表面に1?あたり10錠散布し、トラクターで混和してポリエチレンシートで被覆する「土壌くん蒸処理」を実演しました。
佐伯リーダーは商品の性質や使用上の注意点を説明しながら生産者と一緒に作業を行い「薬剤は病害の菌密度を減らすのに効果的で、使用しなかった場合に比べ初期生育にも違いが出る。基肥などはすべて事前に入れた状態で施用すると良い」とアドバイスしました。今回2・6aのほ場で使用した同剤は2千700錠で、処理時間は40分程度でした。参加者は「労力があまりかからず、簡単に処理できるのが良い」と話し、同普及課やJAでは今後、消毒の効果を見ながら生産者への普及や花き栽培に役立てていく方針です。
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