酒田市浜中地区で、砂丘地に水がたまる被害が深刻化しています。昨年初夏からの大雨による地下水位の上昇が原因とみられ、被害面積は当JAが推定する同地区の約10haのほか、同市黒森や十里塚、鶴岡市七窪地区など約200haに及びます。雪解けでさらに被害が拡大する恐れもあり、2月から始まるメロンの栽培作業を目前に、生産者は「春作業が遅れるのでは」「このままでは土壌がだめになる」と不安を募らせています。
同地区では平成23年にも集中豪雨と台風の影響で被害が発生。その際、集水用の釜場設置や暗渠(あんきょ)の埋設といった基盤整備等の対策を講じてきましたが、砂丘地の地形や排水場所の問題から被害は恒常化していました。そこに昨年7月の集中豪雨が発生。秋以降の大雨でさらに被害が拡大し、排水が追いつかない砂丘地では飽和状態となり、現在も冠水している園芸用ハウスや畑が見られます。
1月17日に当JA浜中支店で開かれた浜中地区水害対策組合役員会では、生産者や自治会、JA、行政の担当者などを交えて応急対策を検討。また、1月27日にはJA役職員と地区の市議会議員が同市に陳情に出向き、被害の早期解決に向けた支援を要請しました。
今後は恒久対策として、国の「農村地域防災減災事業」を活用した配水管の埋設工事を進めるめどが立っており、関係者との協議を経て今年秋には着工できる見通しです。一方、応急対策では性能を上げた排水ポンプの増設で排水効率を高める方針ですが、雪解けでさらに地下水位が上昇することや土壌障害、春作業への影響など、生産者は営農への懸念を払拭できません。最も心配されるのはメロンの栽培作業ですが、酒田南園芸センターでは応急対策でどの程度排水が進むのか、雪解けによるほ場の状態も見ながら生産者と相談し、出来る限り大幅な遅れが出ないよう作業を促していくとしています。当JAでも引き続き行政や関係機関と連携協力し、早急の問題解決を図っていきます。
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