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最新情報 : 「庄内柿」いよいよ収穫 高品質ブランド、北海道市場などへ500トン
特産の庄内柿の収穫を控え、当JA庄内柿部会は10月12日、酒田市の松山集荷場で目ぞろえ会を開催しました。生産者約70人が参加し、選果基準や収穫適期の色づきなどを確認して収穫に備えました。今年は少雨や残暑の影響から昨年に比べ肥大や着色が5日〜1週間程度遅れましたが、生産者が摘果等の管理をこまめに行ってきたため品質は高く豊作の見込みで、脱渋作業を経て、早ければ23日ごろから出荷がスタートします。
目ぞろえ会では、生産者がカラーチャートを使って収穫時の色づきを確認したり、選別基準や荷受け時の注意事項についてJA担当者から説明を受けました。今年も北海道市場を中心に約500トンの出荷を計画しています。また、同JAが部会と協力して規格外品の販売にも積極的に取り組んでいて、市場との値決め販売のほか、飲料や干し柿など加工向けにも販路があり、生産者の所得安定を図っています。
庄内柿は四角く平らな形と上品な甘さ、種のない食べやすさが特長。主力品種の「平核無(ひらたねなし)柿」は栽培が始まってから100年以上の歴史があります。庄内地方は柿の生産地としては北限で、出荷時期の10月〜12月、首都圏にはすでに他産地の柿が出回っているため、主に北海道の市場に出荷されています。長年にわたり、生産者と市場が互いに園地巡回や販売会議等に参加して信頼を築いてきたため評価は高く、ブランドとして定着しています。
写真=収穫時の色づきを確認する生産者
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