

若者の米離れや食の欧米化等が問題となっているなかで、米作りが盛んな地元で農家の役に立ちたいと思ったからです。
さまざまな仕事内容があるJAの職種のなかでも、組合員と最も密接な関わりがある営農指導員という仕事をしています。主な仕事内容としては、米の栽培技術に関する指導・相談のほかに、さまざまな組織の事務局としての会計業務や営農についての資料作成などです。
農繁期は特に仕事量も多く、一連の仕事の流れを理解するのに苦労しましたが、流れを把握していく中でそれが楽しさに変わっていきました。特に農家の方から相談等で感謝されたときが、自分が最もやりがい・喜びを感じる瞬間です。
何より現場のリアルな声や現状が身近にわかる点が強みだと思います。農家が抱えている問題や現状を一番感じられるので、今後の組織としての方針や考えに反映しやすく、地元からの根強い支持がある理由だと思います。
どんな分野の仕事にも大変な業務がある中で、自分自身がどういった心持で仕事に向き合うかで、「つらい」「たのしい」が決まると思いました。ネガティブな視点で見れば嫌な部分に見えることも、別の角度で捉えると違った見方ができるので、何よりも自分の仕事に自信を持つことが重要だと思います。
自分が働いている職場は業務内容が違ってもつながっているので、勤務中のコミュニケーションが多いです。仕事に関する話だけでなく、趣味の話や時事に関する話題など、普段から話題の尽きないなごやかな雰囲気です。
JA職員として実務に入る前に新人職員研修として2泊3日の研修があったり、営農指導員としてのスキルアップを目的とした専門的知識・技術を身に付けるための研修があったりなど、さまざまな研修がありました。コロナの影響で実施できない研修ありましたが、それでも教育制度は充実していると思います。
営農指導員としてこれまで以上に農家の方々に貢献できるように、職場の先輩方を見習いながら向上心を持って仕事をしていきたいです。
さまざまな内容のある仕事ですが、その中でもやりがいや楽しさを感じる部分は人それぞれだと思います。ぜひ自分なりの魅力を見つけ、楽しんで仕事をしてください。