11月18日、山形市の山形県食肉公社で第47回山形県牛枝肉共進会が開かれ、審査の結果、中平田地区の尾形英樹さんが出品した枝肉重量637kgの去勢牛が最高賞である名誉賞に次ぐ最優秀賞に輝きました。
共進会には県内全域から黒毛和種の雌牛120頭、去勢牛10頭の計130頭が出品され、審査員6人が審査要項に基づき、枝肉の肉付きや霜降り(サシ)の入り具合などを確認し、名誉賞と最優秀賞1点、優秀賞4点、優良賞4点が選ばれました。
審査委員長の阿部正博山形県総合研究センター畜産研究所所長は「外観はバランスと作りが良く、堂々とした風貌。加えてサシが入り、歩留まりの良いすばらしい枝肉だった」と尾形さんの枝肉を評価しました。
尾形さんは「常日ごろ、牛の健康管理には気を付けており、ストレスをかけないようこまめに観察し、牛の能力を低下させない管理をしている。肥育技術のレベルが高い同共進会での受賞、とても嬉しく思う」と受賞への喜びを語りました。
同共進会は、山形肉牛協会が開いたもので肉用牛流通の現状に鑑み、肉質改善ならびに肥育技術向上を図るとともに、食味成分の調査・分析への取組み、山形牛の消費宣伝ならびに銘柄向上に努め、肥育経営の合理化に資することを目的に毎年開催されています。
▲尾形さん、受賞おめでとうございます