大雨被害乗り越え刈屋梨出荷! 市場関係者へ高単価販売を求む

 JA庄内みどり刈屋梨出荷組合は7月末に発生した記録的大雨の被害を乗り越え、連日出荷作業を行っています。初出荷を迎えた8月21日には、4.6tの刈屋梨が県内や隣県市場へ出荷されました。
 20日には、北部選果場で「幸水」の出荷目ぞろえ会が開かれ、53人の生産者、JA全農山形、市場関係者らが参加し、出荷規格を確認しました。
 県酒田農業技術普及課は「暑さから果実の色づきが早いこと、大雨の影響から果実の軟化を懸念している。収穫遅れなどないよう早めの作業を心掛けるように」と呼び掛けました。
 園芸課の川俣義浩課長は市場関係者らに対し「状況などをご理解いただき高単価販売につなげてもらいたい」と話した他、生産者には丁寧な作業で『刈屋梨』ブランドの維持に努めてほしいと伝えました。
 今年の生産量は前年比3割減の約104tにとどまる見込みですが、果実の肥大、甘みともに良好でおいしい梨に仕上がっています。

▲出荷規格を確認する生産者たち