10周年記念式典
 食の未来を考える
遺伝子組換え稲反対
 生活クラブ生活協同組合との組合間提携においては、
10年のタイムサイクルに大きな意義を感じて、作り手と
食べる人が共に顔の見える関係を築いてきました。
 この10周年記念事業の催しに際しまして、生活クラブ
生協の組合員の皆様はじめ、庄内みどり農業共同組合
その他関係各位の方々のご協力に感謝申し上げます。
 遊佐町共同開発米部会10周年おめでとうございます。
生協・農協・卸売組合などの協同組合を中心とした地域
単位の「自主食管」は、日の目を見ることなく消え去って
まいました。しかし日本の経済構造改革の一つは、地方
分権に基づく「地産地消」と考えられますので「自主食管」
を再検討してみる価値があると言えます。
 新しい時代を切り開くため、更なる実験を協同して続けて
行くことを期待しております。
 貴部会は生活者との共生をベースに、自主、自立組織
として地域農業の再構築を目指した活動を展開してこら
れましたことに対し心から敬意を表す次第です。
 自分達に大切な食料を第三者に委ねるのではなく、生
産者と消費者が一体となって食料の自給を考える時期で
もあります。貴部会が地域農業の核として、益々ご活躍さ
れる事を祈念し、お祝いの言葉と致します。
 昭和46年に産声を上げた生活クラブ生協との産直運動の
意義を私達は再認識し、昭和63年からスタートした共同
開発米事業が両者の厚い信頼関係とさらなる太いパイプ
で継続されるとともに、「食」を通した人々の交流がより盛
んになることを願っております。